「比叡山延暦寺」は、比叡山の山中にある寺院です。
比叡山坂本で生まれた最澄(後の伝教大師)が788年に創建しました。
「比叡山延暦寺」は大きく三塔の地域(東塔・西塔・横川)に分けられ、これらを総称して「比叡山延暦寺」と言います。
「東塔(とうとう)地域」には、総本堂の根本中堂(こんぽんちゅうどう)、大講堂、法華総持院東塔などがあります。
「西塔(さいとう)地域」には、釈迦堂、椿堂、にない堂などがあります。
「横川(よかわ)地域」は、源信、親鸞、日蓮、道元などが修行に入った地です。
【周辺にはこんな施設も♪ 参考リンク】
ケーブル坂本駅から車で26分
ケーブル坂本駅から車で17分
ケーブル坂本駅から車で16分
ケーブル坂本駅ら車で35分
延暦寺に近いホテルは?
「比叡山延暦寺」は、大津市にあります。
このエリアでは、「びわ湖大津プリンスホテル」や「琵琶湖ホテル」などが人気です。
大津市は、琵琶湖の東側にも西側にも行きやすく、滋賀の観光拠点としてぴったりのエリアです。
京都にも非常に近いことから、京都観光と組み合わせることも可能です。
坂本比叡山口駅からケーブル坂本駅への行き方
坂本比叡山口駅の改札は1ヶ所のみです。
「比叡山延暦寺」へ行く際は、坂本ケーブルを利用します。
そのため最初に、坂本比叡山口駅からケーブル坂本駅(山麓駅)へ向かいます。
坂本比叡山口駅からケーブル坂本駅への道順は、以下のとおりです。
坂本比叡山口駅の改札を出た後、左へ進み、鳥居へ向かいます。
鳥居を越え、そのまま真っすぐ進みます。
突き当りをカーブに沿って左へ進みます。
「坂本ケーブルのりば」の表示に従い、右へ進みます。
正面にケーブル坂本駅があります。
ケーブル坂本駅からケーブル延暦寺駅へ
「坂本ケーブル」は30分に1本の割合で、発車します。
11月は、毎時00分と30分発でした。
往復料金は、大人1,660円、子ども830円。
割引クーポンの情報をあちこち探しましたが、見当たりませんでした。
こちらがケーブルカーの車両。
ケーブルカーは山上の駅に機械室があり、ワイヤーロープで車両を引き上げる仕組みです。
ケーブルカーは急斜面を上っていき、木々のすぐそばを通っていきます。
途中で、別の車両とすれ違う箇所もあります。
ケーブル延暦寺駅(山頂駅)へ着いた後、ぜひ訪れたいのは「展望テラス」。
屋上からは、琵琶湖の美しい眺望を楽しめます。
ケーブル延暦寺駅から延暦寺への行き方
ケーブル延暦寺駅から「延暦寺」へは、ほぼ一本道。
ケーブル延暦寺駅を出た後、「根本中堂」と書かれた方へ進みます。
「延暦寺」と書かれた表示に従い、突き当りを右斜め前方向へ進むと、正面に、「延暦寺」の受付があります。
延暦寺諸堂の拝観時間は9時から16時。
諸堂巡拝 冥加料は、大人1,000円、中高生600円、小学生300円です。
延暦寺(東塔地域)のみどころ
ケーブル延暦寺駅に近いのは東塔地域。
東塔には、総本山である根本中堂や大講堂、東塔、阿弥陀堂などがあります。
階段を少し下がったところにあるのが国宝の根本中堂。
最澄が自ら刻んだといわれる秘仏本尊薬師如来がまつられ、本尊の前には「不滅の法灯」が開創以来1200年灯り続けています。
ただし、堂内は撮影禁止。
売店前の階段を少し上ったところには鐘楼があります。
一打100円とのことで、長蛇の列になっていました。
鐘楼のすぐ先にあるのが大講堂。
僧侶が法華経の講義を受けたり、お互いに問答をして勉強する学問修行の道場です。
大講堂からさらに奥に進み、階段を上ったところにあるのが東塔と阿弥陀堂。
阿弥陀堂は、先祖・故人を供養するお堂です。
延暦寺周辺でランチは楽しめる?
「比叡山延暦寺」山麓の坂本には、日吉大社、西教寺、旧竹林院などの神社仏閣が多くあり、飲食店も数多くあります。
そのため、「比叡山延暦寺」へ向かう前後に、このエリアで食事をするのがおすすめです。
手打蕎麦 鶴㐂
「手打蕎麦 鶴㐂(つるき)」は、行列のできるお店として有名です。
坂本比叡山口駅から「手打蕎麦 鶴㐂」への道順は、以下のとおりです。
坂本比叡山口駅の改札を出た後、左へ進み、鳥居の方へ向かいます。
鳥居の手前にある坂本四丁目交差点を左へ曲がると、すぐ右側に「手打蕎麦 鶴㐂」があります。
店舗のすぐ隣には駐車場(無料)もあります。
出かけたのは平日の11時半頃でしたが、店内はほぼ満席。
お昼にかけてさらに人も増えたため、週末には相当混雑しそうです。
店内はゆったり落ち着いた雰囲気で、素敵なお庭を眺めながら食事をすることができます。
メニューは、天ざるそば税込1,860円、野菜天ぷらそば税込1,660円など。
こちらは鴨なんばんそば(税込1,980円)。鴨は滋賀県高島産です。
そばも、つゆもオーソドックスな味ですが、素朴なおいしさがあります。
鴨肉も分厚く、噛めば噛むほどしっかりした味わいのもの。最初は豚肉のような食感ですが、次第に鶏肉っぽいあっさりさへ変わっていくのが不思議でした。
なお、「手打蕎麦 鶴㐂」は人気店だけに、長蛇の列ができていると他店でもいいかと考える人がいるかもしれません。
が、すぐお隣にあるお店は、味がイマイチ(駅の立ち食いそばのような味に思えました)なので、「手打蕎麦 鶴㐂」でそのまま待つ方が良さそうです。
また、今回は行けていませんが、付近を散策していて気になるお店がありました。
「比叡・三九良」です。甘味がメインですが、おそばも提供されていて、おいしそうです。
坂本のみどころ
坂本は「比叡山延暦寺」の門前町(もんぜんまち)として栄えました。
そのため、魅力的なスポットが数多くあります。
坂本の駐車場は有料? 無料?
坂本エリアの駐車場は基本的に無料で利用できるところがほとんどです。
ただし、もみじシーズンである11月などは、有料になるところもあります。
年間を通じて無料で駐車できるのは「大宮川観光駐車場」(マップ)です。
坂本比叡山口駅のすぐ近くにある民間駐車場も、比較的安いです。
「One Park坂本比叡山口駅前」(マップ)は、24時間以内400円です。
「タイムズ京阪坂本駅前」(マップ)は、24時間以内440円です。
日吉大社
「日吉大社」は、全国3,800社の「山王さん」の総本宮です。境内には、多くの美しい社殿が点在しています。
「日吉大社」の境内にある駐車場は、通常、無料です。ただし、もみじ祭の期間中(11月1日~11月30日)は、2時間以内1,000円です。
坂本比叡山口駅から「日吉大社」への道順は、以下のとおりです。
坂本比叡山口駅の改札を出た後、左へ進み、鳥居へ向かいます。
鳥居を越え、そのまま真っすぐ進むと、正面に「日吉大社」の鳥居があります。
鳥居をくぐって真っすぐ進むと、券売所があります。
「日吉大社」の入苑協賛金は大人(高校生以上)500円、中学生以上300円、小学生以下無料です。
坂を上っていくと、「山王鳥居」があります。
「山王鳥居」のすぐ先、右側には「神猿(まさる)」さんがいます。
「西本宮楼門」をくぐると、正面に「拝殿」、その奥に「西本宮本殿」があります。
「西本宮本殿」の右方向へ進むと、「宇佐宮」、その先に「白山宮」があります。
さらに先へ進むと「東本宮楼門」があります。
「東本宮楼門」をくぐった先に「東本宮本殿」があります。
旧竹林院
竹林院は、延暦寺の僧侶が高齢となった後、山麓に賜った里坊の一つです。
明治初年に民間の手に渡り、以降は個人の別邸として利用されてきました。
京阪坂本比叡山口駅から「旧竹林院」への道順は、以下のとおりです。
坂本比叡山口駅の改札を出た後、左へ進み、鳥居へ向かいます。
鳥居を越え、そのまま真っすぐ進むと、歩道の右手に「旧竹林院」の入口があります。
「旧竹林院」の開園時間は、9時~17時。
入園料は大人(中学生以上)330円、小学生160円です。
「旧竹林院」は比較的こじんまりしたスポットですが、庭が美しく手入れされ、心休まるところです。
圧巻なのは2階から眺める景色。
木々の影が建物の中まで入り込み、幻想的な空間を楽しむことができます。
建物の中からだけでなく、庭を散策することもできます。
苔むした庭が、目に鮮やかです。