JR草津駅から三条大橋まで、旧東海道を歩いてきました。
最初にお伝えしておくと、とてつもなく疲れました。
総歩数は約44,000。距離にすると26.4km。
歩き慣れている人でないと、相当きついです。
それは昔の人も同じ。
そこで、京都と草津宿との間に、かつては大津宿もあったのです。
草津宿から大津宿までは約15.2km。1歩が60cmとすれば、約25,300歩になります。
大津宿のすぐそばにあるおすすめホテルは、東横INN京都琵琶湖大津(マップ)。
歩き慣れていない人は、大津宿付近で1泊し、2日に分けて制覇すると良さそうです。
1 JR草津駅から草津宿本陣への行き方(0.7km)
「草津宿本陣」の最寄り駅はJR草津駅。
JR草津駅周辺は、飲食店や居酒屋なども多く、非常に賑わいのあるエリアです。
JR草津駅から「草津宿本陣」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
JR草津駅の改札口は1ヶ所のみです。
改札を出た後、「東口」と「西口」に分かれています。
「東口」から駅構外へ出ます。
駅構外へ出たところの正面には、「草津宿」と書かれた石碑があります。
奥に「平和堂」が見えていますが、ここから、「平和堂」の方へ向かいます。
「草津宿」と書かれた石碑前から、右手にある「阪急オアシス」の方へ向かいます。
「ロッテリア」前の階段を降ります。
階段を下りた後、小さな横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
「平和堂」の横を通り、真っすぐ進むと、正面に「夢を抱く」少女像があります。
「夢を抱く」少女像のところを右へ曲がると、そこが旧中山道(なかせんどう)です。
中山道は木曽路とも呼ばれ、五街道の中でも、東海道に次ぐ幹線路でした。
真っすぐ進み、正面のトンネルを越えます。
ここまでが中山道です。
トンネルを越えたところで、中山道は東海道と合流します。
トンネルを越えたところには道標があり、「右 東海道いせみち」「左 中仙道美のぢ」と刻まれています。
トンネルを越え、さらに真っすぐ進むと、旧東海道へ入ります。
右手には、「草津宿本陣」があります。
なお、「草津宿本陣」は、令和7年3月31日(予定)まで休館しています。
2 草津宿本陣から立木神社への行き方(0.6km)
「草津宿本陣」から「立木神社」にかけては、昔の宿場の名残りか、老舗の菓子店や酒店、寿司店などが軒を連ねています。
「草津宿本陣」から「立木神社」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「草津宿本陣」前を通り、そのまま真っすぐ進みます。
大通りの横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
横断歩道を渡った後、「立木神社」前を通り、そのまま真っすぐ進みます。
この日は、せっかくなので「立木神社」へ参拝し、旅の無事を祈りました。
3 立木神社から上北池公園(一里塚)への行き方(1.2km)
「立木神社」からは住宅街を通っていきます。
「立木神社」から「上北池公園」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「立木神社」前を通り、そのまま真っすぐ進みます。
「矢倉橋」を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
「草津矢倉郵便局」前を通り、さらに真っすぐ進むと、国道1号線に出ます。
横断歩道を使って国道1号線を横切った後、すぐ右の路地へ入ります。
道なりに真っすぐ進むと、正面に「上北池公園」があります。
公園の一角には「一里塚」の碑もあります。
4 上北池公園から萩の玉川への行き方(0.9km)
「上北池公園」以降も、住宅街。特にお店らしいものは見当たりません。
「上北池公園」から「萩の玉川」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
一里塚のある「上北池公園」を突っ切り、大通りへ出ます。
大通りへ出ると、その正面に「旧東海道」が見えています。
一里塚のある「上北池公園」から旧東海道へは、上のルートで向かいます。
旧東海道へ入ります。
信号のある交差点を渡り、さらに真っすぐ進みます。
道の右側に、「萩の玉川」があります。
「草津宿」が栄える前は、「萩の玉川」のある野路が、平安朝から鎌倉時代にかけ「野路宿」として栄えていました。
玉川は美しい川のことを指しますが、和歌に詠み込まれた全国の6つの川は特に「六玉川(むたまがわ)」と呼ばれ、その一つが「野路の玉川」でした。
かつてここには泉があり、あたり一面に咲き匂う萩とあいまって「萩の玉川」という名が定着しました。
5 萩の玉川から東海道立場跡への行き方(1.8km)
「萩の玉川」以降も、住宅街が続きます。
「萩の玉川」から「東海道立場跡」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「萩の玉川」前を通り、真っすぐ進みます。
正面に、「弁天池」が見えてきます。「弁天池」に沿って、道なりに進みます。
橋を渡ると、信号のある交差点があります。
横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
横断歩道を渡ったところの左側には「狼川児童遊園」という広い公園があります。
私は、ここでしばし休憩しました。道中に、こういう休憩所があるのは助かりますね。
「狼川児童遊園」横を通り、そのまま真っすぐ進みます。
信号のある交差点を渡り、さらに真っすぐ進むと、すぐ左側に「東海道立場跡」があります。
「立場(たてば)」とは、宿場と宿場の間にある休憩所のことです。
杖を立てて一休みすることから「立場」という名称になったと言われています。
6 東海道立場跡から瀬田の唐橋への行き方(3.6km)
「東海道立場跡」以降は細い路地へ入ることも多くなってきますが、「瀬田の唐橋」に近づくと、急に賑やかになってきます。
「瀬田の唐橋」に近い「建部大社」は、できれば立ち寄りたい開運スポットです。
「東海道立場跡」から「瀬田唐橋」への道順は、下記のとおり。順に説明します。
※地図アプリでは正しく表示できないため、上記のマップで大まかなコースをご覧ください。
「東海道立場跡」前を通り、そのまま真っすぐ進みます。
道なりに真っすぐ進みます。
大通り(「一里山三丁目交差点」)に出ます。
歩行者押ボタンを押して交差点を渡り、そのまま真っすぐ進みます。細い路地へ入ります。
真っすぐ進むと、信号のある「一里山二丁目北交差点」に出ます。
横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
上記の横断歩道を渡ったところには、道標があります。
「三条大橋まで五里余り」と書かれています。まだまだ遠い道のりですね。
「大江四丁目交差点」を越え、さらに真っすぐ進みます。
道を真っすぐ進むと、「一灯式信号」のある辻に出ます。
この辻を左へ曲がります。
信号のある交差点を渡り、さらに真っすぐ進みます。
道のすぐ左側に「エフ・マーケット瀬田大江店」があります。
その「エフ・マーケット瀬田大江店」前を通り、すぐ右の路地へ入ります。
突き当りの大通りを左へ曲がります。
大通りを真っすぐ進みます。途中、信号がいくつかあります。
「右 瀬田唐橋」「左 旧東海道」と書かれた碑があります。
この碑がある「山村石材店」に沿って、左の路地へ入ります。
路地の突き当りを右へ進みます。
そのまま真っすぐ進むと、「唐橋東詰交差点」に出ます。
「唐橋東詰交差点」の先にかかっているのが「瀬田の唐橋」です。
7 瀬田の唐橋からフレンドマート大津西の庄店へ(4.2km)
「瀬田の唐橋」付近には飲食店が多くあります。近江牛で有名な「松喜屋 本店」もあります。
「瀬田の唐橋」から、昼食休憩に立ち寄った「フレンドマート大津西の庄店」への道順は、下記のとおり。
※地図アプリでは正しく表示できないため、上記のマップで大まかなコースをご覧ください。
「瀬田の唐橋」を渡ったところに「唐橋西詰交差点」があります。
横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
踏切も渡り、そのまま真っすぐ進みます。
「鳥居川交差点」を右へ曲がります。
真っすぐ進み、JR琵琶湖線の下をくぐります。
道なりに真っすぐ進みます。
「春嵐交差点」を越え、さらに真っすぐ進みます。
途中、左の方へカーブしますが、道なりに真っすぐ進みます。
踏切を渡った後、すぐ右へ曲がります。
別の踏切を越え、そのまま真っすぐ進みます。
突き当りを左へ曲がります。
正面に踏切が見えてきますが、そのすぐ手前を右へ曲がります。
「滋賀銀行 膳所支店」前を通り、さらに真っすぐ進みます。
信号のある交差点を渡り、さらに真っすぐ進みます。
突き当りを左へ進みます。
突き当りを右へ曲がります。
表示案内に従い、左へ曲がります。
そのまま真っすぐ進むと、正面に「フレンドマート大津西の庄店」があります。
旧東海道は、「フレンドマート大津西の庄店」の左側に沿って、真っすぐ続いています。
飲み物でも買おうと「フレンドマート大津西の庄店」内へ入ると、席数はわずかですが、小さなフードコートがありました。
スーパーの中で「越前おろしそば&ソースカツ丼」を購入(税込646円)し、お昼休憩させていただきました。
味は、まあ、スーパーのお弁当の味です。
8 フレンドマート大津西の庄店から大津宿本陣跡への行き方(2.9km)
「フレンドマート大津西の庄店」以降は住宅街が続きますが、大津市の京町へ入ると賑やかになってきます。
「大津宿本陣跡」はJR大津駅にも近く、駅周辺には数多くの飲食店があります。
「フレンドマート大津西の庄店」から「大津宿本陣跡」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
※地図アプリでは正しく表示できないため、上記のマップで大まかなコースをご覧ください。
「旧東海道」の表示案内に従い、「フレンドマート大津西の庄店」横を道なりに進みます。
突き当りを道なりに進みます。
さらに、道なりに進みます。
踏切を越え、さらに真っすぐ進みます。
「旧東海道」の表示案内に従い、さらに真っすぐ進みます。
市道幹1042号線の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
「中央大通り」の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
「京町一丁目交差点」を左へ曲がります。
「京町一丁目南交差点」の横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進みます。
道の左側に、「大津宿本陣跡」の碑があります。
草津宿から大津宿までの距離は約15,2km。
休憩なしで歩くと約4時間の距離。
途中で休憩したり、あちこち立ち寄ったりすると、さらに時間がかかります。
大津宿付近のおすすめホテルは東横INN京都琵琶湖大津(マップ)。
近辺には格安ホテルも多くあるため、このエリアで宿泊すると、余裕をもった行程が組めますね。
9 大津宿本陣跡から逢坂山関跡への行き方(1.6km)
「大津宿本陣跡」以降は、しばらく大通りに沿って進みます。
自動販売機すら見当たらないため、飲み物は早めに購入しておきましょう。
「大津宿本陣跡」から「逢坂山関跡」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「大津宿本陣跡」前を通り、そのまま真っすぐ進みます。
「御幸町交差点」の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
「春日町交差点」の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
JR線を横切り、さらに真っすぐ進みます。
「逢坂一丁目北交差点」の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
踏切を渡り、さらに真っすぐ進みます。
「逢坂一丁目交差点」以降は、しばらく国道1号線に沿って進みます。
右側には歩道がないため、押しボタン式の横断歩道を渡った後、国道1号線左側の歩道を進みます。
信号のある交差点(押しボタン式)で、再び国道1号線を横切ります。
横断歩道を渡った正面に、「逢坂山関跡」があります。
横断歩道を渡った後、左へ曲がり、右側の路地に入ります。
10 逢坂山関跡前から山科駅前交差点への行き方(3.7km)
「逢坂山関跡」以降もしばらく国道に沿って進みます。
お店も自動販売機も見当たりませんが、山科駅に近づくにつれて賑やかになり、飲食店も増えてきます。
「逢坂山関跡」前から「山科駅前交差点」への道順は、下記のとおり。
※地図アプリでは正しく表示できないため、上記のマップで大まかなコースをご覧ください。
「逢坂山関跡」前を左へ曲がった後、右側の路地を真っすぐ進みます。
路地を突き当たりまで進んだ後、歩道橋を渡ります。
歩道橋で国道1号線を横断した後、そのまま真っすぐ進みます。
高速道路の高架下をくぐり、そのまま真っすぐ進みます。
高架下をくぐると、目の前に交番があります。
この交番前の路地へ入ります。
道なりに真っすぐ進みます。
1号線と書かれた表示に従い、さらに真っすぐ進みます。
1号線に出る手前のところにある陸橋を渡ります。
陸橋を渡り終えた後、左へ進みます。
すぐ右へ曲がり、真っすぐ進みます。
さらに真っすぐ進むと、「山科駅前交差点」に出ます。
横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
山科駅前のスタバで、しばし休憩
この辺りまで来ると、疲労度はMAXになっていました。
「山科駅前交差点」を右に曲がると、JR山科駅があります。
あまりの疲れで、電車で引き返そうかとも思い始めていました。
が、JR山科駅前にあるスタバでフラペチーノを飲むと、気力が回復してきました。
このまま旅路を続けます。
11 山科駅前交差点から日ノ岡の峠道への行き方(2.0km)
山科駅から遠ざかるにつれ、急にお店が減っていきます。
途中からは、心細い小道へ入っていきます。また、それなりの勾配の坂道を上ることになります。
「山科駅前交差点」から「日ノ岡の峠道」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「山科駅前交差点」から真っすぐ進みます。
突き当りの大通りに沿って右へ曲がり、JR琵琶湖線の高架下をくぐります。
最初の交差点の横断歩道で大通りを横切ります。
横断歩道を渡った後、すぐ右へ曲がります。
「旧東海道」と書かれた表示案内に従い、すぐ左の路地へ入ります。
細い路地を真っすぐ進みます。
さらに真っすぐ進み、緩やかな坂を上ります。
この近辺は「日ノ岡の峠道」と呼ばれ、かつては難所の一つでした。
峠の頂上を掘り下げたり、その土砂を坂道に敷いて勾配をゆるやかにしたりすることで、通りやすい道へと改修されたとのこと。
昔の人の苦労がうかがい知れますね。
12 日ノ岡の峠道から三条大橋への行き方(3.3km)
「日ノ岡の峠道」を下ると、以降は大通りに沿って進みます。
東山三条付近からは急に賑やかになり、観光客の姿も多く見られるようになります。
「三条大橋」付近には、特に多くの飲食店や居酒屋などが集まっています。
「日ノ岡の峠道」から「三条大橋」への道順は、下のマップのとおり。このマップに従って、順に説明します。
「日ノ岡の峠道」を下った後、大通りに沿って(左側の歩道を通って)真っすぐ進みます。
「三条大橋」の表示に従い、道なりに左方向へ進みます。
「東山三条交差点」の横断歩道を渡り、さらに真っすぐ進みます。
ついに「三条大橋」へ到着!
「三条大橋」は、東海道五十三次の西の起点です。
日も傾きかけていましたが、長かった旅も終わりを迎えました。
JR草津駅からここ「三条大橋」まで26.4km、休憩も入れて約9時間かかりました。
疲労困憊状態でしたが、達成感はとてつもなく大きいです。