琵琶湖には、「琵琶湖大橋」より北側の「北湖」と、南側の「南湖」があります。
琵琶湖一周のことを「ビワイチ」と言いますが、「南湖」周辺は住宅街が多く景観がイマイチなこと、また信号も多いことから、敬遠されがちです。
特に、おごと温泉から浜大津くらいにかけては、上の画像のように歩道すら整備されていないところが多く、自転車での走行は要注意です。
そのこともあり、「北湖」一周で「ビワイチ」としている人も多いです。(※「南湖」を含める場合は、「フルビワイチ」と呼ばれています。)
琵琶湖一周の距離は?
「ビワイチ」の距離は、「北湖」一周ルートの場合は約160キロ、「南湖」を含めた琵琶湖一周の場合は約200キロです。
「北湖」一周ルートの場合は、「琵琶湖大橋」を横断します。
一方、「南湖」を含めた一周ルートの場合は、「琵琶湖大橋」も「近江大橋」も使いません。
上述したように「南湖」は自転車での走行が危険なため、初めて「ビワイチ」に挑戦される人は、「北湖」一周の「ビワイチ」から始めるのがおすすめです。
琵琶湖一周をする際に役立つ観光スポットは、上記マップのとおり。
各スポットの詳細については、当サイト琵琶湖一周マップのトップページにまとめています。
琵琶湖の横幅は何キロ? 水深は?
琵琶湖の最大幅は22.8キロ。
最小幅は「琵琶湖大橋」がかかっているところの1.35キロです。
最大水深は、なんと100m以上(103.58m)。
驚きの深さですね。
琵琶湖一周は、車で何時間?
「北湖」周辺には信号がほとんどなく、ほぼ法定速度で走ることができます。
琵琶湖一周にかかる時間は、車で約3時間です。
Googlemapでは、「ピエリ守山」から「道の駅 湖北みずどりステーション」までは63.3km。私が見た時は、車でちょうど70分でした。
「道の駅 湖北みずどりステーション」から「道の駅 藤樹の里あどがわ」までは45.5km。私が見た時は、車で50分でした。
「道の駅 藤樹の里あどがわ」から「ピエリ守山」までは31km。私が見た時は、車で34分でした。
上記を合計すると、ノンストップの場合、「北湖」一周の「ビワイチ」達成には154分かかります。
そのため、いくつかの観光スポットを巡ったとしても、車なら1日で琵琶湖一周が達成できます。
しかし、せっかく琵琶湖一周をするのであれば、宿泊ホテルを予約し、美味しいものも食べながらのんびり過ごしたいものです。
なお、「南湖」周辺は信号が多くて混雑しがちなため、思うように車が進みません。「南湖」も含めて車で「フルビワイチ」をする場合は、合計で5時間くらいかかります。
琵琶湖一周は、自転車で何時間?
自転車で琵琶湖一周をする場合、「ピエリ守山」の駐車場(無料)で車から自転車を降ろし、スタートする人が多いです。
自転車は左通行のため、「ピエリ守山」からそのまま北上し、反時計回りに進むと、常に琵琶湖の美しい景観を眺めながら走行することができます。
「北湖」一周は約160キロのため、ロードバイクを使う人のほとんどが、1日で「ビワイチ」を達成します。
時速20キロの場合、単純計算なら8時間で完走。
ただし、琵琶湖周辺の道路は、ずっと平坦なわけではありません。
特に難所とされるのが、賤ヶ岳の山越えです(人によっては、自転車を押して歩く必要あり)。
さらに、日によっては浜風に悩まされ、体力を奪われます。
そのため、初めて「ビワイチ」に挑む際は、宿泊ホテルを予約し、無理のない計画で回られることを強くおすすめします。
琵琶湖大橋あたりから出発し、景色も楽しみながらのんびり走行したい場合は、一日目に長浜、二日目に高島あたりで宿泊するのがおすすめです。
琵琶湖一周は、電車で何時間?
「ビワイチ」は、車や自転車の他、電車で挑戦することもできます。
京都駅の手前にある山科駅から滋賀県最北端の近江塩津駅までは、湖東側ルートで約1時間50分、湖西側ルートで約1時間20分。
つまり、電車の場合、約3時間半で琵琶湖一周できる計算になります。
すべてJR線のため、青春18キップなどを使って一周するのも良さそうです。
琵琶湖大橋の通行料は?
「琵琶湖大橋」は、琵琶湖を横断できる橋です。
「琵琶湖大橋」の長さは1.4キロのため、意外と早く対岸に着けます。
年中無休で24時間通行可。
ただし「琵琶湖大橋」は、普通車の場合、通行料が片道150円(ETC利用の場合は120円)。
自転車や徒歩の場合、通行料は無料です。
滋賀県民もビワイチに挑戦するの?
滋賀県民にとって琵琶湖は日常的な光景。
そのため、「ビワイチ」に対する憧れを持っている滋賀県民は少なく、「ビワイチ」に挑戦しようとすることも稀です。
上記で書いたように、「北湖」一周コースであれば車で3時間なのですが、県民が「ビワイチ」のためだけに車を走らせることはまずありません。
特に、景観がそれほど優れず、渋滞も多い「南湖」一周を考える人は聞いたことがありません。
滋賀県民は、滋賀県内のどこで渋滞が発生しやすいか、ある程度知っています。
私が住んでいるのは滋賀県南部ですが、例えば、行楽シーズンに高島市へ出かけると、帰路では、ひどい渋滞に巻き込まれる可能性があることを知っています。
そこで、渋滞を避けて、高島市から長浜市方面へ迂回することがあります。
意図しているわけではありませんが、「ビワイチ」がたまたま達成できてしまうという感じです。
そのような状態のため、滋賀県民でも滋賀の魅力を語れる人は少数派です。
当サイト『琵琶湖一周マップ 地元ブロガーおすすめスポット』では、滋賀の魅力をたっぷりお伝えできるよう、あえてスポットを厳選してお伝えしています。
他府県の人にも、滋賀県内の人にも役立つ情報を提供できるよう心がけていますので、ぜひ「お気に入り登録」をお願いします。